2014年7月16日水曜日

尾瀬日光紀行

尾瀬日光紀行

梅雨の真っ只中。暑い季節となったので、どこか涼しいとこヘでも出かけようかと企画しました。
尾瀬から日光に抜鬼怒川に足を伸ばして帰るというコース。
幸い圏央道が部分開通して関越道に連絡したので、そのコースを取ることに。

1日目
自宅-東名高速道路経由-海老名JC-圏央道-鶴ヶ島JC-関越道-赤城高原SA(泊)

自宅で夕飯とシャワーを済ませ18:30出発。初めての圏央道。2012年度版のナビには載っていません。初めてでしたが比較的分かりやすく間違えることなく行けました。圏央道に入ってはじめての狭山PAに21:00頃到着、トイレ休憩。


さらに乗り継いで22:30ころ赤城高原SA着。

 

標高が高いせいかやや涼しい。寝るだけではあるものの、一応テレビを付けてみるものの見れない!たいがいがテレビが映らないようなところに行くことが多いので、外部アンテナを検討することにしないと。
 冷蔵庫で冷やしておいた発泡酒で晩酌。程よく冷えていて暑いときにはこれが一番。疲れも出たので、自宅から持ってきた冷えたアイスノンで就寝。クーラーいらずです。

2日目
朝5時起床。さわやかな高原の朝です。青空がところどころ覗く空模様。


顔を洗い、朝食のパンをかじり片品村の戸倉に向かう。ここから鳩待峠までの区間は現在マイカー規制されているので、ここからバスか乗り合いタクシーで向かいます。まずは第一駐車場に車を入れる。1日1000円なり。

 
何が起きるか分からないと30分前に出たので次のバスまで1時間以上あるので、乗り合いタクシーに乗ることに。どちらでも料金は変わりません。まあちょっと古いハイエース?かな。
 

人数がたまるのを待ってから出発。30~40分ほどで到着。7:30頃ですが、ぼつぼつもう人がいます。


ここを基点に3方向くらいコースが分かれていますが、われわれは一番ポピュラーな尾瀬ヶ原に向かう。個人の方や団体の方それぞれ準備体操などしています。歩き出す人がいないので磁石を頼りに7:30頃いざ出発。
 尾瀬が原への道は整備されているもののしばらく下り坂。雨が降った後で石畳や木道が濡れていて滑りやすくなっており気をつけないと危険。実際何回か滑りそうになりました。


40分ほど歩いて行くと平らな木道になる。するとなんか時々やたら大きな葉っぱの植物が現れる。これ何だろうねと思っているうち群生しているところがある。よく見ると花が終わり実のできたとげとげの穂が出ている。若しかしてこれって水芭蕉?それにしてもすごい!これがみんな花が咲いていたらなー、残念!


1時間ほど歩いて予定通り山の鼻ビジターセンター到着。結構人がいます。

 
とりあえずおトイレを借ります。協力金の100円をしっかり投函。
 

すっきりしたところでここから定番の尾瀬ヶ原に向かう。途中初夏の代表的な花、まさにニッコウキシゲが群生。


この近辺は山小屋もあって泊まれるようになっています。雰囲気ありますね。


進んでいくと、よく画像にもなっているようなロケーションが。


時々すれ違う団体さんにガイドさんが付いています。より理解できるから良いですね。さらに進むとわたすげとカクツバタが群生。


写真を撮りながら歩いていると、足元に白い花が。あっ!水芭蕉だ!思わず叫ぶ。見られないと諦めていただけに感激。何枚も写真を撮りました。


尾瀬の代名詞にもなっているだけに、見れるのと見られないのとではやはり違います。こりゃあ初日から幸先が良いわいなー!
 もちろんそれ以外にも色々すばらしいところがあります。湿地帯なので時々池があり、水中植物が繁茂しています。


今日は中禅寺湖まで行かなければならないので、時間の都合もあり山の鼻から30分ほど行った所で引き返す。本当はもう少し行きたかったけど、相方の靴の底が取れかかっているらしく仕方なし。
 帰り道、見たかった歩荷(ボッカ)さんにすれ違いました。挨拶してはいけないということで黙って写真だけ撮らせてもらう。

           
 
すごい荷物。3m位はありそうです。重さも相当ありそうですが、真似はできそうにありません。11時頃無事鳩待峠に戻ってきました。
 数がまとまるのを待って乗り合いタクシーで戸倉に帰る。駐車場の待合室で、買っておいたおにぎりでお腹を満たす。落ち着いたところで中禅寺湖方面に向かう。途中寄ったのは奥日光にある湯滝。中禅寺湖の上流にある湯の湖にあります。湖脇にある小さな駐車場に停めて歩いて行くと滝らしき音がしてきました。
 

ここから70mの高さから滝が流れ落ちています。


階段を降り下まで行くと、すごい迫力です。


ひとしきり写真を撮ったら、滝の足元に茶店があったので焼だんごを注文。一服した後、次のマイナスイオンポイントの龍頭の滝に向かう。こちら龍頭の茶屋から見られるようになっています。もちろん直接でも見られますが、テレビでも取り上げられたことがある名物のお雑煮をいただくのが目的。


茶屋に入って真正面に龍頭の滝が見えます。


こちらにみえる観光客はそのことを良く知っていると見えて、皆さんお雑煮を頼んでいます。頼んで数分で出来上がり。


揚げもちのお雑煮(500円)。揚げてあるのでこくがあっておいしかったです。まだ2時過ぎなので時間がたっぷりある。龍頭の茶屋の隣にある龍頭温泉館憩いの湯によってのんびり温泉に入って疲れを取ることに。こちら隣の龍頭の茶屋が経営しているようです。この時間誰もいなく貸しきり状態。
 硫化水素泉なので結構イオウの匂いがします。色も乳緑色の珍しいお湯。まあ温泉らしくていいんですが、熱いのなんの。水で薄めながら入りました。


3時半くらいまでゆっくりして、受付で聞いた地元のスーパーに行って食材を仕入れた後、今夜の宿泊所の歌が浜駐車場に向かう。もちろんおトイレ併設でキャンパー御用達駐車場。





この駐車場のまん前に中禅寺と立木観音がありますのでそこを目標にするといいでしょう。


来たときは少し曇っていて山の方は霧がかかっている状態。



まだ4時前だったので近くを散策。ぶらりと立ち寄った日光彫のお店で、おはしに名前を彫ってもらった。(1000円なり)


さてそろそろ夕飯でもということになったものの、近くにぱっとしたところがない?(失礼)ので車で戻りながら適当なところを探す。ところがこの時間にも拘らず食堂がやっていない!ほとんど閉まっています。しばらく走ってみましたがどこも同じ。たまたま空いていた喫茶店で軽く済ませる。ちょこちょこ軽食を食べていたのでそれでも十分。
 

 駐車場に再び戻り、車の中でゆっくりすることに。ところがやはりテレビが映りません。こりゃ本格的にテレビアンテナのかけかえを考えないといけません。ワンセグも入らないので仕方ありませんが。それではとラジオを付け時間を過ごす。一日冷蔵庫で冷やしておいたので発泡酒は程よく冷えています。適度に酔ったところで8時頃には就寝。こんなに早く寝たことはかつてありません。

3日目
夜中に集中豪雨があったような記憶が。前日の疲れか6時にゆっくり起床。前日とは打って変わってさわやかに晴れ上がった湖畔の朝です。


周辺を散策。前日は霧で霞んで見えなかった男体山が良く見えます。


顔を洗い朝食を簡単に済ませ、朝一で華厳の滝を見に、栃木県営華厳第1駐車場に向かう。華厳の滝は8時からですが、駐車場は早くからやっているようです。


駐車場からエレベーターまで歩いて行く途中から滝を見ることができます。


遠くからでも音がすごくて、期待に胸が膨らみます。エレベーターに乗って10F下まで1分で降ります。着いてドアが開いたとたん真っ白な世界が広がっていました。しかも寒い!半袖短パンで来たけど大丈夫?しばらく歩いて展望台に出る。目の前に巨大な滝が出現!しかも虹も出ています。


思わず何枚も写真を取り捲りましたが、動画も撮ってみました。迫力の音が聞こえています。

 
マイナスイオンをたっぷり浴びていざ帰ろうとすると、何やら団体さんの賑やかさが!小学校の社会化見学なのか次から次へときます。一足遅かったら大変なことになっていました。こりゃ朝からついているぞー!茶店でお土産を仕入れ次のスポット明智平ロープウェイに。
 いろは坂にあるんですが、南側にあるいろは坂は明智平まででそこから先は一歩通行なんですね。山に少しガスがかかってきています。見えなくなる前にと早々にロープウェイに乗る。
 


登ったときは中禅寺湖と華厳の滝がはっきり見えなかったのですが、ここまで来て見れなかったら来たかいがないということで、ガスが切れるまでしばらく待つ。ようやく見えてきました。


ここからでも滝の大きさが良く分かります。満足して華厳の滝まで戻り北側いろは坂経由で日光に向かう。

はじめの訪問先は日光甚五郎煎餅本舗 石田屋。お土産を買うためです。日光のお土産上位にランキングされています。


お土産を仕入れ、いよいよ日光東照宮に向かう。東照宮南側にある市営駐車場(510円)に車を停め、階段を登って表参道に出る。


案内所で拝観料1300円を支払い、世界遺産を見学。さすがに外国旅行者が目立ちます。長い参道沿いに関連する寺院があります。


歩くこと10分。やっと到着。


まずは五重塔。東照宮らしく華やかな五重塔です。


表門からしてすばらしい出来映え。


門を入って左手にある神厩舎に有名な彫り物が。中には白馬が入っています。


拡大すると。見ざる、言わざる、聞かざるです。


こちらは上神庫の象でしょうか?


現在陽明門は修復中で残念ながら見られません。せめてもと門袖(回廊)を撮影。門袖とはいえすばらしいの一言。向かって右側。


向かって左側。



陽明門を通っていくと正面に唐門があります。こちらは真っ白でこれまでのものとは趣が違います。


右側に回り込んでいくと有名な眠り猫が見られます。


本当に眠っているようです。坂下門をめぐって本殿に向かいます。


靴を脱いで本殿に上がり、巫女さんの説明を神妙に聞きます。中は撮影できないため映像はありませんが、東照大権現にお参り。
 出てきて正面左手にある御輿舎を覗く。金ぴかの御輿が3台並んでいます。天井には天女が。獅子が変わっていたので思わず1枚。

           

門前にある茶屋でお土産を購入し、お昼を食べに移動。近くて車で5分ほど。ゆばそばで有名な魚要さんです。


温かいそばが1200円で、冷たいそばが1300円。古そうな構え。行った時は 12時前で誰もいませんでした。程なくして出来上がり。
 

直径10cmくらいのバームクーヘン状のゆばが2つと、山菜を巻いたものが2つ入っています。氷が入っていて、食べる直前に汁を入れて食べます。珍しいおそばですね。生ゆばも良いですが、これだけ巻いてあると歯ごたえもしっかりしていて、ゆばを食べたという実感を感じられます。味もしっかり感じられました。おいしかったですよ。
お会計で名詞と蕎麦の実(種)をもらいました。春に土にまけば芽が出るそうです。


 日光といえばゆず!でお腹を満たした後、デザートというわけではありませんがここははずせない松月氷室に向かう。場所は住所をナビに入れればすぐ分かりますが、駐車場はお店の前にはありません。隣の薬局の駐車場を曲がるととんかつ屋があってそこを過ぎた細い路地を入った先が松月氷室の裏手になっていて、そこが駐車場になっています。混んでいましたがギリギリハイエースを停める事ができました。


 こちらのかき氷は、冬場できた天然氷を室に保存してあったものを使っています。相席でしたが何とか座ることができました。相席になった方から注文方法を教えてもらいました。紙に名前と頼みたいものを書いてレジに持って行き先にお勘定を済ませます。10分ほどしてきました。


こちら相席になった方が頼んだミックスフルーツ。1日限定10食?のもの。


これはわれわれが頼んだ抹茶あずきとおなじミルクがけです。ものによってお値段は違いますが、おおよそ5~600円前後といったところ。天然氷を展示してありましたが、ゆっくりと冷えて固まった氷なので透明で濁りのないきれいなものです。不思議と頭がキーンと痛くなりません。それでも量が多いせいか始めは快調でしたが最後はお腹いっぱいの状態に。でもかき氷なんて久しぶりでしたね。

 この足で鬼怒川方面に向かいますが、途中調べておいた激安ガソリンスタンドに寄る。立ち寄ったのは今市スマートステーション / 阿原燃料(株)。



レギュラーで164円/ℓで、この地区最安です。お腹とともにガソリンも満タンにして、恒例の地元スーパーに寄る。どこが良いのか分からなかったのでベイシアで見繕うことに。


このベイシアはスーパーモール今市の施設の中の一部。かなり大きく、土地がある郊外ならではです。特に珍しいものはありませんでしたが、お酒コーナーで日本酒売り場が通常3尺棚2~3本くらいのところ11本あってびっくり!
 
そのまま鬼怒川にある相田みつを心の美術館に行く。ナビにいれ向かったものの何回か通り過ぎる。車を停め周辺を良く見ると小さな看板らしきものが。花茶寮という日本料理店のなかに相田みつをの展示コーナーがあるようです。これでは分からないわけだ!


自分は3冊くらい本や詩集を持っていますが、経験したことのある者には心に響きます。鬼怒川は以前にも来たことがあるので深追いしません。次に向かったのは鬼怒川お菓子の城。買いそびれたお土産と我が家用のものを買うためです。目立つ外観ですぐ分かりました。


 買うものはすべて買ったので、最後に温泉で疲れを取って帰ろうということで最安(300円)の日帰り温泉、今市温泉かたくりの湯に。こちら一般財団法人日光市公共施設振興公社という長ったらしい名前のところが管理しているようで、主に日光市民のための施設のようです。お値段は安くても施設は充実しています。


癖のない温泉で、アルカリ性単純温泉で微硫化水素臭があります。さっぱりしたところでいざ帰宅。日光宇都宮道路から東北道、北関東自動車道、関越道、圏央道、東名高速と来たルートを逆戻り。来たときは海老名から渋滞していましたが、帰りは特にそんなこともなくスムース。3時間半ほどで無事帰着。

今回のたびで食べ物以外に買ったお土産の数々。


もちろん宇都宮餃子や佐野ラーメンも買ってきました。今回は距離的に近かったせいもあり、割合余裕を持って帰ってくることができました。まあ帰ってから少し足がだるかったりはしましたが、良い旅でした。