2014年11月12日水曜日

能登金沢紀行

能登金沢紀行


先月の10月に行く予定だったものが、台風18号のおかげで延期になっていた。1月延びたせいで11月9日(日)の夜出発。おかげで11月6日のかに漁解禁の後になった。
 予定は自宅-高速道路経由-東海北陸道ひるがの高原下りPA泊-輪島-珠洲岬-七尾-羽咋・道の駅 ころ柿の里しか泊-金沢市-自宅です。
 今回もなかなかのスケジュールでした。

一日目 自宅を18時半過ぎに出発。新東名・東海環状・東海北陸道と乗り継ぐ予定が、豊田JCTで東海環状に入りそびれ伊勢湾岸道に入ってしまった。仕方なく一宮経由で東海北陸道に。少し遠回りになりましたが、高速道路網が充実している名古屋ならではですね。
 結局ひるがの高原PAに着いたのが22時半。時間は予定通り。4時間ほどで到着。テレビもラジオも入らなく、時間も遅いので即就寝。

 
 
2日目 翌朝5時起床。最近のSA、PAはトイレもきれいで使いやすいですね。買ってきたパンで朝食を済ませ、6時に出発。輪島に直行。金沢まで東海北陸道で行き、そこからのと里山街道に入っていきます。こちら以前は有料道路だったみたいですが、いまは無料になっています。
 
 
 
 
 
 
快適なドライブで3時間ほどの行程。まずは下調べしておいた激安GS.サンライズ杉平SS。あちらに行かれる予定の方は参考までに。 154円/ℓ也。45ℓくらい入りました。



ガソリンも満タンになったところで、まずは石川県輪島漆芸美術館に向かいます。美術館だけあって、重要文化財などの展示されているようです。

 
朝9時半到着。まだ来館している人は二三人程度。中は撮影禁止なので画像はありませんが、すばらしいの一言。というか輪島塗もここにあるものは実用的なものではなく芸術品の域。値段など付けられるものではないですね。売店の所らは撮影可という事で1枚。
 
 
地元おわん組合のゆるキャラ ワンジマが販売されていました。ザーッと見る予定だったのですが、ついついじっくり見てしまい40分ほど滞在。
 
次に向かうはキリコ会館。キリコ会館では、古くから能登地方の各地で夏から秋にかけて行われている、能登地方でしか見ることのできない伝統的な祭りである「キリコ祭り」に、実際に使われているキリコの展示や、神事の紹介をしています。キリコとは、「切子燈籠(きりことうろう)」の略で、「切籠」でキリコと読みます。
 

個人のお客さんよりツアー客が多いようでなかなか賑やかで落ち着きません。中は結構広くて、大きなキリコが格納されています。


能登地方の風土が生んだ独特の文化ですね。御陣乗太鼓も見たかったのですが、夜公演しかなく断念。人形の展示があったので1枚。


顔抜きパネルがあったのでここでも1枚。

 
さて次はいよいよ朝市。朝市用の駐車場が海岸沿いに用意されています。300円也。ところが朝市が12時までなので駐車場も12時までで、帰りはお昼を過ぎていたため駐車料金を支払うことなく済みました。
 

最初は朝一で朝市に行く予定でしたが、お昼を朝市で済ませようということになり遅い訪問となりました。ということでおそらく混むであろうと調べておいた漁師の店 こだわりにまず直行。ところが、輪島工房長屋の一角にあるところまでは分かっていたのですが、曲がらずまっすぐ行ったとこにあったのに関わらずぐるぐる回ってしまいました。参考までに。
 



注文したのは能登丼。お店により内容は違うようで、それぞれのお店の創意工夫により違いが出ます。こちらのお店の能登丼はブリのたたき丼です。わが静岡では珍しいので頼んでみました。


真ん中上にあるのは、カワハギの肝合え。大好物なのですが、作ってくれないのと高尿酸値なのとでなかなか食べられません。どちらも鮮度抜群で臭みもなくとても美味でした。味噌汁はへくら島のわかめ汁。これが自分の中では一番おいしかった。ところが食べながらの会話から、朝市は何時までだっけ?ということになり、調べておいたはずなのにメモになく、改めて調べてみると12時まで!時計を見るとただいま11時半。ゆっくり味わって食べてもいられず、急いでかき込む。お店を出て早足で朝市に向かう。距離は近いのですぐに着いたのですが、既にかたずけ始めているではありませんか!


かたずけ始めているお店を覗き、カワハギの干物や印象に残っていたわかめ、輪島塗など仕入れました。かにも売っていたのですが、それは翌日の金沢に譲ることに。


惜しむらくはもうちょっとゆっくり冷やかして歩きたかった。まあまた行く機会もあるでしょう。とりあえず今日のメインイベントも終わったので、後はゆっくり行くことに。珠洲岬に行く途中にある道の駅 千枚田ポケットパークに寄る。ここから眼下に千枚田が望めます。


ここで買ったお米ソフト。ソフトクリームにポン菓子がトッピングされています。甘いソフトクリームとさっぱりしたポン菓子が妙に合っています。


海岸沿いのドライブが続きます。途中景勝スポットが点在しています。

 


1時間半くらいかけて珠洲岬に到着。こちら聖域の岬とも呼ばれていて、500円払うと海に突き出るような展望台に入れて写真などが撮れます。


まだこの時期はいいのですが、冬場は厳しい環境なんだろうと想像させるのがこの写真。岬の展望路にありました。


取って返し能登半島をユーターン。七尾市に入り長浦うるおい公園に立ち寄る。能登島に渡る橋の袂にあります。


誰もいない静かな公園。早々に立ち去り夕飯を食べに。お目当てはかき処 海。能登牡蠣を食べたかったのですが、下調べが不十分で、17時からの営業で、1時間以上早いため一足先に今日の宿泊所の道の駅 ころ柿の里しかに向かう。こちら温泉施設もあり食堂もあり、何か食べるものがあるでしょう。


一風呂あび食堂へ。すぐ寝れるのでビールも飲めます。ビール中ジョッキ2杯とお刺身がセットになったもの1000円とカツ丼、天丼とカキフライ(能登牡蠣ではないでしょうね)を注文。


 

 
ふと見ると柿アイスなるものがあるではないですか。珍しいのでこれも注文。この辺柿が特産なんでしょうか。もともと味に特徴はあるものではありませんが、ソフトクリームも特にそんな感じ。
 

まだ時間が早いので道の駅の向かいにあるスーパー ロッキーに行ってみる。


スーパーマーケットとホームセンターが一緒になっているようなもの。地元の珍しい食材を物色していたら面白いものを発見。下にある抱き枕ですが何と草履をはいた人の足が抱き枕になっているんです!しかももじゃもじゃの足。あまりに面白いので思わず写真にとってしまいました。
 

車に戻りアンテナを立てテレビを付ける。この辺受信感度ばっちり。くっきりはっきりよく映っています。地元テレビ番組がちょうど金沢の近江町市場の香箱かにの特集をしていました。明日行くところなので参考になりました。前日よく眠れなかったので早めの22時頃就寝。この道の駅国道に面していますが、夜は比較的静かでよく眠れました。ここはお勧めですね。
 
3日目 朝6時起床。今日もいい天気です。昨日向かいのロッキーで値下げ処分のかぶら寿司と買っておいたパンで朝食。これもご当地スーパーならではですね。
 
 
お腹を満たしていざ金沢に出発。今日は持参した自転車で市内観光なので、初めに激安ガソリンスタンドで満タンにしておきます。目標はカナショクというGS。ナビの指示通りに進み目的地へ。ところがここで失敗。うちのナビは近くまで来るとナビを終了する格安ナビ。そこにあったGSを当然のように目的のGSと思い込んだのが間違い。ガソリンを入れてみておかしい事に気がつく。ガソリンが高い(159円/ℓ)?このところガソリン価格が安くなってきていたのにおかしいなー。地区によっても価格差があるもんだと納得させ出発したとき何と死角になっていて分からなかった日本で一番安いGSなる看板が!ガ~ン!参考までに。地図では向かいにもしっかりとGSが表示されていました。残念!



悔やんでみてもいまさら仕方なく、ショックの覚めやまぬまま石川県丸の内駐車場に車を停めるべく進む。20分ほどで到着。のはずが、駐車場が見当たりません!そんなバナナ!ユーターンしてみたもののやはりない!近くにいた警備員のおじさんに聞いてみると何とただいま回収中で使えないというではありませんか。ショック!ネットで調べてあったもののそこまでは載っていませんでした。仕方ないのでわりと近くにあった石川県兼六駐車場に停めることに。高さ2mまで。わがハイエースは2.1m。10cm位大丈夫だろうと恐る恐る進入。設置してあるワンセグ用シャークアンテナに鉄板がわずかに当たったものの無事駐車できました。気をつけましょうね。参考までに。



ここで自転車登場。要所に自転車が設定されていますが、マイ自転車を持参しました。折りたたんであるのを組み立てて、空気をいれいざ出発。もちろん歩いてもいけますが自転車だと効率よく回れます。まず向かったのは金沢城公園。自転車で進入できればよかったんですが、自転車進入禁止なのでいもり坂下にある駐輪場に入れ歩いて見学。坂を上っていく西側にある庭園。


基本古い石垣のようですが、場所によって新しい石垣が混じっています。新しい方は江戸時代?


櫓の南側を通り正面に。一部改修中ですが,白くてきれいなお城です。


太平洋戦争時は軍の武器庫になっていたそうです。


時間が押しているので早足で駐輪場に戻り兼六園に。兼六園下の交差点を坂上に上がっていくと兼六園の入り口。入場料300円を支払い入園。


すでに冬支度の雪づりが施されています。これで雪でも降っていればいかにもの風景ですね。


庭園には池が似合います。


さすがに平日とはいえ観光客が多い。もちろん外国人も。しばらく歩いてちょっと茶店で一休み。


休んでいたら地元ラジオ局の生中継があるので出演してもらえないかという依頼が。時間がないので低調にお断りしました。まだ時期としては早いですが、一部紅葉し始めています。12月には見ごろでしょうね。


高台にある庭園ですから金沢城のほうからでも水を引いているんでしょうか?園内ほぼ一周して出口のところにも撮影ポイントが。


やはり和風庭園には松と灯篭と池はベストマッチ。庭園を堪能して再び自転車で今度は加賀百万石の台所 近江町市場へ。こんなときスマホのナビと方位磁石が役に立ちます。その前に上のマップに載っている石川県観光物産館に寄り金沢の銘菓やら九谷焼のグッズなどを仕入れる。その足で市場に直行。歩道も広く自転車にはやさしい町です。

絶対混むと踏んで、近江町いちば館1Fにあるいきいき亭近江町店にまず向かう。12時前に関わらずもう並んでいる人が。


20分ほど待って何とかお昼にありつく。頼んだのはいきいき亭丼(2000円)見た目は具がびっちり。盛るときに苦手なものとかご飯の量を聞かれました。ご飯の上に具が乗っているわけではなくお皿の上に乗ったものがご飯の上に乗っかっています。刺身類は薄くてボリュームはいまいちですが、鮮度は抜群で臭みは全くありません。かにが少なかったのでせっかくなので買って帰ることに。
 

こんなお店がいたるところに。海鮮はもちろん乾物やら野菜、果物、雑貨まで色んなお店が隅から隅まで。下手するとこの年して迷子になりかねません。静岡ではあまり見かけないのどぐろの干物(4枚1000円)もゲット。
 
 
さすがにかに漁が解禁したばかりなので活気がありますね。香箱がに(メスの松葉ガニ)も安いのは一杯500円くらいから売られています。あまり大きいと車の冷蔵庫に入らないので850円のものを2杯購入。帰ってからの楽しみが増えました。袋の中に氷を入れてもらいました。
 



自転車の荷台に荷物をくくりつけ出発。時間が押していたのでこのまま帰ろうかと思っていましたが、東茶屋街が結構近いのが分かり車に帰りがてら寄って見ることに。

市内には時代を感じられる建物が時々見られます。


茶屋街の入り口はそれほどのことはない感じですが入っていくと古い建物が見られます。


さらに行くとガイドブックに載っているような一画が。


なんだかんだ言っても昔ながらのこういう街並みが懐かしいんですねー
こんな感じのお店もありましたよね。


今回もマイGEEPはがんばってくれました。しばらく自転車はお休みか。

 
自転車で車に戻り、一路自宅に。北陸自動車道金沢東ICから帰りは東海北陸道、東海環状道、東名高速、新東名と乗り継ぎ占めて9190円。ガソリン代は仕方ありませんが、高速代金はもっと節約したいですね。1200kmくらい走りました。
 
帰ってきてお土産を整理。お菓子類とグッズ。
 


翌日買ってきた香箱がにを茹でてみました。茹でてびっくり!


小さな体に卵を一杯抱えていたんですね。それなのに食べてごめんなさい。茹でたかにの臭いで部屋の中一杯。食べてみましたが全く臭みはありません。かに肉は少ないので卵をいただくことに。


中にかに肉、かに味噌、内子で、一番上に外子が乗っかっています。思った以上に卵があります。自然の塩味が利いていて最後におかんした日本酒を入れてすすりました。これは癖になりそうですね。この時期が来たら思い出しそうです。

以上能登金沢紀行でした。